福島県南相馬市が整備する「小高区認定こども園」の起工式が5日、小高区関場の現地であった。区内の公立幼稚園と保育所(休園中)を統合し、来年4月の開園を目指す。2016年夏に東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示がほぼ全域で解除された小高区への住民帰還につなげる。
 小高小に近い敷地約3900平方メートルに鉄骨平屋の園舎(床面積約1100平方メートル)を建設。約800平方メートルの園庭は人工芝にする。総事業費は約6億7000万円。国の福島再生加速化交付金や市の基金などを充てる。
 市内の公立では初の認定こども園で、定員は0~5歳児123人。開園時には約60人の入園を見込む。起工式では、松浦隆太副市長が「多くの子どもたちの笑顔があふれる地域の拠点としたい」とあいさつした。
 小高区の居住者は現在約3000人(東日本大震災前は約1万3000人)。再開している小高幼稚園には現在14人が通う。