1月22日に現役引退を表明した大相撲の元関脇豪風(たけかぜ)の押尾川親方(39)が7日、引退後初めて古里の北秋田市に戻り、津谷永光市長らに現役にピリオドを打ったことを報告した。津谷市長は、土俵でしのぎを削りながら市ふるさと大使としても活動してきた長年の功績をたたえ、市民栄誉賞を贈ることを明らかにした。
 市庁舎に到着した押尾川親方を、職員らが「おつかれさまでした」と書かれた横断幕と拍手で出迎えた。津谷市長が花束を手渡してねぎらい、市民栄誉賞を授与することを伝えた。押尾川親方は「自分で良ければぜひお願いします」と笑顔で応じた。
 市長らとの懇談後、取材に応じ「相撲から離れて、現役がどれだけ過酷だったか実感している」と現在の心境を語った。
 今後は親方として力士を育てる。「自分の経験を生かして、少しでも番付が上がるよう指導したい」と意気込んだ。「まずはこれまでなかなか持てなかった家族と一緒にいる時間も長くしたい」と家族への思いも語った。
 押尾川親方は来年の初場所後の2月1日に引退相撲と断髪式を行う予定。市職員らに拍手で見送られる押尾川親方