東京電力は7日、福島第1原発2号機の原子炉格納容器の内部調査を13日に実施すると発表した。溶融核燃料(デブリ)とみられる堆積物に機器で触れ、性状を確かめる。デブリに直接接触する調査は原発事故後初めてで、得た情報を2019年度下期に計画するデブリの少量採取に生かす。
 2号機の格納容器底部には小石状や粘土状の堆積物があることが18年1月の前回調査で確認されている。13日は格納容器につり下げ式の機器を挿入し、遠隔操作で開閉する「指」で堆積物を挟んだり引っかいたりして硬さやもろさ、動かせるかどうかを確認する。
 19年度下期の少量採取はアーム型の装置を使い、2号機格納容器底部の広い範囲で行う計画。東電は「接触調査で堆積物が動けば採取できる場所が絞り込める。動かなければ切断などのための工具の開発が必要だと分かる」と説明した。
 調査は機器の準備や撤去も含めて約14時間かかる。東電は結果の概要や内部の画像を即日公開する予定。