本州最北の青森県下北地方で、むつ市の自称超ローカル歌手メンソーレ川端さん(47)が、じわり、じわりと人気を集めている。「北国生まれ、南国顔」がキャッチフレーズ。「寒い」トークに会場が「ドン引き」しても、めげない心は南国以上に熱々だ。(むつ支局・勅使河原奨治)

◎超ローカル歌手 メンソーレ川端さん(47)/夢は紅白歌合戦出場。必ずかなえます

 -知り合いがたくさんいる地元で恥ずかしくないですか。
 「実は人見知りで、子どもの頃は不登校でした。彫りの深い顔、大きな目も嫌でした。コンプレックスをポジティブに変えたいと思って活動しています」
 「デビューは45歳の時。『もう、年だとか』『いい年過ぎて』という考え方に縛られたくなかった。介護施設を慰問すると自分がまだまだ若造だと思います」

 -目覚めたきっかけは。
 「下北のイベントを盛り上げるために遠方の津軽地方からタレントが来ることが多い。地元のことを知っている人が地元のイベントを盛り上げた方が楽しいと思いました。地域のエンターテインメントを提供して、観光PRにもつなげたいです」

 -名前の由来は。
 「20歳前後の頃、沖縄出身の友達に『沖縄の人みたいな顔』と言われました。沖縄には憧れていたけど、一度も行ったことがありません。先日、沖縄のラジオ局から出演依頼が来ましたが、芸風を保つために断りました」

 -どんな仕事をしていますか。
 「地域のお祭りやイベント、結婚式で司会と余興をするほか、介護施設の慰問もします。昨年は北海道地震の復興イベントに呼ばれ、全部自腹で函館市に行きました。地元スーパーのテーマソングを作詞作曲したこともあります」
 「デビュー曲の『メンソレマンボ』のほか、親子の別れを歌った『合掌』でCDも出しています」

 -本業の葬祭業の仕事に影響しませんか。
 「最初の頃は『ばかなまねをするな』と言われたこともありました。どちらも人を相手にする仕事に変わりありません。今では葬儀の後に歌をせがまれることもあります」

 -葬祭業だから見えてきたこともありますか。
 「『いつかやろう』とか『また今度』の約束が果たせない場面を何度も見てきました。先のことに確約はないと思うので、今できることをやりたいです」

 -将来の夢は何ですか。
 「紅白歌合戦に出ます。必ずかなえます」