当時J2の仙台で活躍したFW万代宏樹(福島東高出、仙台市出身)が今季、日本フットボールリーグ(JFL)ラインメール青森に加入した。17日の開幕を前に「J3昇格へ全力を尽くす」と闘志を燃やしている。
 10日、多賀城市であった同じJFLのソニー仙台との練習試合。前線の浮き球に素早く詰めて先制点を決めるなど、動き出しの良さは相変わらず。「調子は上々。しっかり動けている」。開幕へ向けて語った。
 2004年、当時J2だった仙台に入団したストライカーも、今年33歳になった。07年に仙台で14得点し、J1磐田に移籍。その後は鳥栖、草津、山形、水戸とJ2クラブを渡り歩く。昨季はJ3長野でプレー。契約満了で退団したが「体力も気力も衰えていない。引退するつもりは1ミリもなかった」と、青森行きを決めた。
 Jクラブへのこだわりはもちろんあるが、青森を選んだのはかつて仙台を指揮した望月達也監督がいたから。ヘッドコーチや監督として指導を受けており「多くを語らなくても分かり合える間柄。『来いよ』という一言だった」。
 環境はこれまでになく厳しい。冬場は積雪で練習場を使用できず、体育館での練習が続く。シーズン序盤は敵地の試合となる。移動はマイクロバスが大半で、体への負担が大きい。
 それでも20年にJ3昇格を目指すクラブ構想に共感した。「昇格するには全員が毎試合100パーセントの力を出し続けないと無理。甘くない」。豊富な経験を若いチームに伝えるつもりだ。(山本武志)