猛禽(もうきん)類の仲間には、ワシやタカ、フクロウなどがいます。この中で特にフクロウは人気で、フクロウカフェも登場しました。
 フクロウ好きのある人は、「一日中見ていても飽きない」と言います。確かに人を引き付ける不思議な魅力があり、世界中には多くのフクロウの置物やグッズがあります。実は、私も以前はフクロウの置物ばかりを集めていました。
 フクロウには多くの種類が存在し、体の大きさもさまざまです。耳毛があるものはミミズクと呼ばれますが、同じ仲間です。
 ペットとして飼育されている多くは小型から中型種です。食事は肉食で、小型種は主に昆虫類を食べます。中型種になるとマウスやウズラが栄養的に優れています。小型種もピンクマウスやウズラのひななどに、慣らすこともできます。
 市販の猛禽類専用ソーセージに餌付くのであればそれもよいかもしれません。が、マウスやウズラなどの方が安心して与えられます。専門店ではさまざまな冷凍の餌などが販売されています。フクロウの大きさや食事の好みを考えて、選んであげるとよいでしょう。
 食事の頻度は年齢や個体の大きさによりまちまちです。小型種ほど何度も与えます。大型種は数日に1度の食事で十分の場合もあります。ただし、ひなは毎日数回の食事が必要です。十分な量をしっかり与えましょう。
 鳥類のほとんどは夜に目が見えず、昼行性です。しかし、フクロウは多くの種類が夜行性です。夜に活動が活発になるので、夜型の人は互いによい相棒になれるかもしれません。
 ケージはフクロウの大きさに合わせて、広めの物を用意しましょう。定期的にケージから出して飛ばせてあげてください。
 昼間はほとんど寝ています。静かで、それほど明るくない場所が落ち着くようです。軽く覆いを掛けてあげるのもよいでしょう。
 人の生活空間は、どうしても昼間は騒がしい場所の多いのが実情です。ゆっくり眠れる環境づくりに、細心の注意を払ってあげてください。(獣医師・川村康浩)