東北芸術工科大(山形市)3年の女子学生が、東北で活躍する女性たちの素顔を伝えてきたウェブマガジン「東北ウーマン」が今月で目標としていた20号に達した。昨年7月に創刊し、メンバー9人で交通費などの経費を工面してきたが、取材エリアを広げ、発信を継続するため、15万円を目標にインターネットのクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。
 東北ウーマンには、これまでに三陸鉄道の運転士、陸上自衛隊員、東日本大震災の語り部、シンガー・ソングライター、バーテンダー、東北弁落語家、百貨店の美容部員ら6県の20人が登場。学生らしい率直な問い掛けで、仕事の流儀や誇り、ライフスタイルを浮き彫りにしている。
 デザイン工学部企画構想学科の同じゼミに属するメンバーが、若者の地元就職率の低さや担い手不足といった東北の現状に危機感を抱き、東北で働く選択肢を広げたいと企画。取材、執筆、イラスト、運営、システム管理などの役割を分担し、号を重ねてきた。
 CFは31日まで。集まった資金は、これまで取り上げる機会が少なかった青森、秋田の女性たちを取材するための交通費などに充てるという。
 小松瑠惟(るい)編集長(21)は「これから社会に出る学生の視点で、多様な働き方や東北の魅力を発信していく動きを応援してほしい」と話す。
 寄付額に応じ記事を収めた小冊子などを贈る。連絡先は事務局023(627)2000。