民事再生手続き中の洋菓子・パン製造販売のシベール(山形市)は3日、山梨県中央市の食品メーカーASフーズと事業譲渡契約を結んだと発表した。譲渡額は9億5000万円。

 ASフーズは6月初めにも、シベールの全事業を譲り受ける。新社長にはASフーズの小田切一哉社長が就任。社名や本社所在地、シベールのブランドはそのまま引き継ぎ、店舗と従業員の雇用も維持する。事業譲渡後の旧シベールは譲渡金などを債権者への弁済に充てるという。

 ASフーズは2007年設立。ゼリーや和洋菓子、漬物などの製造、販売を手掛ける。資本金9000万円、従業員120人。18年6月期の売上高は約21億円。

 シベールは主力商品ラスクの売り上げが年々減少し、資金繰りが悪化。今年1月、山形地裁に民事再生法の適用を申請し、2月に手続き開始決定を受けた。申請時の負債額は約19億6000万円。