航空自衛隊三沢基地(青森県三沢市)の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが墜落したのを受け、地元に驚きが広がった。三沢市は10日、「市民に不安を与える」などとして、基地と東北防衛局に再発防止に万全を期すよう要請文を提出した。基地の鮫島建一司令も同日、市役所を訪れて事故の状況を説明、謝罪した。
 市の要請文提出は部長級職員らによる会議で決めた。米田光一郎副市長は「高性能の飛行機と聞いていたので墜落にはただただ驚いている」と語った。
 三沢基地周辺町内連合会も同日、基地と防衛局に対し、安全管理体制の確保などを文書で求めた。
 鮫島司令は米田副市長と非公開で面会した。終了後、鮫島司令は取材に「周辺住民を不安に陥れる事故を起こし誠に申し訳ない。原因究明と操縦士の捜索に全力を挙げる」と述べた。
 F35Aは9日夜に基地を離陸した。市内の会社経営の男性(67)は「事故は心が痛む。二度とないことを願う」と不安げに語った。パート女性(27)は「パイロットが無事だといいのですが」と気遣った。
 三村申吾青森県知事は「県民のためにも安全確保が大事で事故は遺憾に思う。原因究明の推移を見極めながら、県として適切な対応をしていく」と話した。