東北経済産業局がまとめた2017年の工業統計(速報)によると、東北6県の製造品出荷額(加工賃収入などを含む)は前年比6.1%増の18兆2155億円となり、東日本大震災後の12年から6年連続で増加した。半導体やスマートフォン、自動車関連が好調で、過去5番目の高さとなった。青森、宮城両県は過去最高を更新した。
 東北全体と各県の製造品出荷額は表の通り。6県全てで16年を上回り、増加率は秋田が11.2%でトップだった。金額順では福島が最も高く、宮城、山形と続いた。
 産業別では24業種中20業種で前年を上回った。電子部品・デバイス・電子回路は9.0%増の2兆4702億円、輸送用機械器具は5.1%増の1兆9573億円、生産用機械器具は24.4%増の1兆2422億円となった。
 減少は4業種。印刷・同関連は2.4%減の2300億円、繊維工業は前年比5.6%減の2090億円、家具・装備品は7.7%減の1139億円などとなった。
 原材料などを除く付加価値額は10.4%増の6兆2334億円。県別では青森を除く5県で増加した。業種別は金額順に電子部品が1兆325億円、食料品が6561億円、輸送機械が5349億円となった。
 18年6月1日現在の従業員4人以上の事業所は前年比1.4%減の1万3810カ所。6県全てで減少し、過去最低を記録した。従業員は1.1%増の57万9124人。青森を除く5県で増えた。
 経産局の担当者は「世界的な好況を反映し、半導体製造装置やスマートフォン向け部品など、輸出に支えられた業種が伸びた」と分析した。