宮城、福島両県を結ぶ第3セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)が導入した新型車両の安全祈願祭と内覧会が11日、伊達市の梁川車両基地であった。7月の運行開始を前に沿線自治体の関係者ら35人が出席した。
 2両(1編成)の新型車両は、車いすやベビーカーの利用者に配慮して通路やトイレの幅を広くした。乗車定員は2両合わせて270人。外観は正面が薄い藍色、側面はステンレスのままとなっている。
 2両の更新費約4億5000万円は国や両県、沿線5市町が負担した。千葉宇京社長は「4年前から協議を続けてきた。沿線住民の生活、地域おこしの核として欠かせない路線。新車両導入は阿武隈急行の存続に欠かせない」と述べた。
 大友喜助角田市長は「沿線人口や利用者の減少など厳しい状態が続くが、令和の時代に希望を乗せて走ってほしい」と語った。
 阿武隈急行は新年度も2両(1編成)を更新する方針で、沿線自治体などが負担割合などを検討する。