長井市は今夏、山形鉄道フラワー長井線の長井駅舎を併設した新庁舎建設に着手する。プラットホーム東側に南北に伸びる庁舎を建て、将来は図書館と子育て支援センターから成る複合施設を近隣に新設。市役所を核にした中心部の整備を目指す。鉄道用地に駅舎と一体的に庁舎を整備する例は全国でも珍しく、市のランドマークになりそうだ。
 新庁舎は敷地面積約1.9ヘクタール。延べ床面積は約8200平方メートルで、鉄筋コンクリート一部4階。建物は南北約160メートルの長さで、北側の市民ホール1、2階部分が駅舎となり、山形鉄道の本社事務所と切符売り場、売店、軽食コーナーなどが入る。3階は市議会の議場となる。
 現在、本庁舎を含め6カ所に分散している市役所機能が集約される。壁面にガラスを多用して室内を明るくする構造で、吹き抜けの市民ホールは土日なども開放される。議場は市民団体の会議場としても活用される。
 総事業費は約53億円。市町村役場機能緊急保全事業など国の支援約12億円を見込む。7月から8月にかけて着工し、2021年3月の完成、4月の利用開始を目指す。