東北銀行と盛岡信金(ともに盛岡市)は18日、共同で農業法人に出資するファンド「とうぎん・もりしんアグリ投資事業有限責任組合」の設立を発表した。地銀と信金による農業支援ファンドの共同設置は全国で初めて。
 ファンドの総額は2億円で、東北銀と盛岡信金が各5000万円を出資。さらに日本政策金融公庫が9800万円、会計サービスのAGSコンサルティング(東京)が200万円を拠出する。
 岩手県を拠点とする株式会社形式の認定農業者に、上限2000万円で設備投資などの資金を提供する。2034年1月末までに計10~15件の投資を決定し、商品開発や販路拡大も支援する。
 18日の記者会見で、東北銀の村上尚登頭取は「農業は岩手の基幹産業。成長が見込める法人を積極支援し、地域経済の活性化を図りたい」と強調。盛岡信金の浅沼晃理事長は「全国各地の信金ネットワークを販路拡大などに生かしたい」と語った。