岩手県釜石市は22日、釜石鵜住居復興スタジアムで行われるラグビーワールドカップの試合中に大津波が発生した場合、スタジアム近くの1次避難場所から内陸の2次避難場所への観客らの移動に40時間以上かかることを明らかにした。市防災会議で報告した。
 スタジアムは、東日本大震災の津波で全壊した鵜住居小、釜石東中などの跡地に立つ。避難人数は観客1万6000人、大会関係者2000人の計1万8000人と想定した。
 1次避難は1万1000人を鵜住居小・釜石東中、7000人をかまいしワークステーションに、それぞれ30分以内に誘導する。
 2次避難場所は約10キロ離れた内陸部に設定した。低地の道路が寸断された場合、三陸沿岸道を使ったピストン輸送になり、時間がかかるという。早急な搬送が必要な避難者はヘリコプターで対応する。市防災危機管理課は「自衛隊などと協議し、2次避難の所要時間を短縮させたい」と話した。