農林水産省は8日、地域に根差した農林水産物を食品のブランドとして守る地理的表示(GI)保護制度に、大根をいぶした秋田県の漬物「いぶりがっこ」を登録した。
 いぶしの香ばしさと大根の甘味に独特の風味があることをはじめ、野菜をいぶした漬物は世界的にも珍しいことが評価された。
 県内約50の製造業者らでつくる県いぶりがっこ振興協議会(秋田市)が2017年9月に申請した。協議会によると、品質の劣る商品や他県産品が出回っており、ブランドを守る狙いがあるという。協議会副会長で、おばこ食品(大仙市)の鈴木辰美代表理事(71)は「登録されてほっとした。秋田の田舎で誕生した食べ物を、世界に通用する商品とする足掛かりにしたい。今後は、輸出にも力を注ぎたい」と語った。
 東京都の鶏肉「東京しゃも」、兵庫県佐用町の大豆「佐用もち大豆」も追加登録された。今回の追加でGIは79品目、東北では20品目となった。