小野寺友生容疑者が登米市営繕課長だった2015年4月以降、市発注工事の入札で、鈴木久也容疑者が社長を務める「共立」の落札件数と金額がいずれも増えたことが15日、分かった。
 小野寺容疑者が営繕課長を務めた間、関与した入札のうち迫児童館新築工事以外に少なくとも3件が最低制限価格と落札額が同じだったことも判明した。
 市によると、市発注工事の入札で共立が落札したのは15年度4件、16年度1件、17年度6件の合計11件。落札価格は約170万~約2200万円で、1000万円以上が3件あった。落札率は約88~99%。
 小野寺容疑者が課長就任前の14年度の落札は1件で、価格は約480万円。容疑者が異動した18年度は3件で、落札価格はいずれも200万円台だった。
 市が記録を公開している15年4月~19年4月、セルコホームは17年8月以降、市発注建設工事の入札に2回参加。迫児童館の入札が唯一の落札で、以後は参加していない。
 市によると、小野寺容疑者が営繕課長として関与した市発注工事の入札のうち、最低制限価格と落札額が同額になった工事名、落札額などは表の通り。2件は同じ市内の業者が落札しており、うち1件は迫児童館の電気設備工事だった。
 小野寺容疑者は19年4月、別部署を経て市石越総合支所市民課長になった。