東日本大震災の教訓を伝える釜石市の施設「いのちをつなぐ未来館」の来館者が16日、1万人を突破した。市は年間目標を1万6000人としていたが、3月23日の開館から2カ月足らずで早くも目標の6割を超えた。

 1万人目の来館者は、家族旅行で訪れた奥州市の団体職員瀬川ハル子さん(73)。隣接する追悼施設「釜石祈りのパーク」の慰霊碑で、津波の犠牲になった親戚の名前も確認したという。
 瀬川さんは「当時起きたことが時間ごとに展示され、分かりやすい」と施設の印象を語り「命ははかない。今日のことは忘れない」と話した。