宮城県は15日、人気アニメ「サザエさん」の磯野一家を起用した観光キャンペーン「サザエさんの愉快なタビin宮城」を始めた。東京・京橋で同日、発表会があり、着ぐるみの一家が旅行先について家族会議しているところに、村井嘉浩知事が宮城名産のホヤから登場。豊かな自然と食を楽しめるスポットを紹介した。9月30日まで展開する。
 サザエさんから「思い出づくりにすてきな写真が撮れる所は」と聞かれた村井知事は「登米市のみやぎの明治村はどうですか」と提案。カツオが「宮城はあの伊達政宗公がいた所ですよね。大ファンです」と話すと、知事は仙台城跡の政宗の騎馬像を紹介した。
 期間中はガイドブック20万部を県内や首都圏のJR主要駅などで配る。磯野家が三陸、仙台・松島、県北、県南を訪れるアニメをエリアごとに制作して公開。25の観光スポットに設置した一家のパネルを巡るスタンプラリーも実施する。
 サザエさん一家は県内の観光イベントに訪れる。第1弾は18、19日の「仙台・青葉まつり」が予定されている。飼い猫のタマも約3メートルのオブジェとなり、各地のイベントに登場する。
 長谷川町子美術館(東京)の協力を得て県と35市町村、JR東日本などでつくる仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会が展開する。同美術館の川口淳二館長は「一家のようにユーモラスな心に残る旅を楽しんでほしい」とあいさつ。村井知事は「サザエさんの応援は東日本大震災からの復興へ進む県民に希望を与えてくれる」と語った。