秋田市の秋田西中の男性臨時講師(28)が4月に学校内で同僚女性教員のスカートの中を盗撮した問題で、秋田県警が県迷惑防止条例違反容疑での立件を見送る方針を17日までに固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。同条例は不特定多数が利用する「公共の場所」での盗撮を規制しているが、校舎内をその要件に適用させて罪を問うことは難しいと判断した。
 秋田市教委によると男性講師は4月9日、入学式を終えた後の教室で、小型カメラを使い女性教員2人のスカートの中を動画で撮影した。学校側が県警に被害届を出していた。
 県の条例は「公衆が出入りできる場所」を公共の場所と定め、盗撮を禁止している。該当する場所として駅、スーパー、公園などを例示。校舎内は人の出入りが制限されるため、公共の場所には該当しないとの判断から立件を見送る方針に至ったとみられる。
 男性講師は、10代女性が身に着けていた下着を盗撮した疑いで4月12日に逮捕、送検された。秋田地検は26日に処分保留で釈放し、県警が任意で捜査を続けている。