稲作と大豆を組み合わせた大規模な田畑で、種まきから収穫までの作業を効率化させながら収量増を目指す「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」が、秋田県大仙市の農事組合法人たねっこの農場で始まった。21日に田植えが報道陣に公開された。
 プロジェクトは農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター(盛岡市)が代表となり、秋田県農業試験場や農機メーカーなどが参加する。国の委託事業で期間は2年。
 たねっこが所有する水田25ヘクタールと畑25ヘクタールを使う。21日は、衛星利用測位システム(GPS)を搭載した田植え機で1ヘクタールの水田に「あきたこまち」の苗を自動で真っすぐ植えた。
 年間を通じてGPS搭載トラクターなどを使用。本年度は小型無人機ドローンや最新鋭コンバインを活用し、水稲の生育や収穫量を地図に濃淡で表す。データを分析し、収量が少なかった場所に来年は肥料を増やすなどして収量増につなげる。
 全体の収益を5%向上させることを目指す。農研機構東北農業研究センターの白土宏之水田作グループ長は「(高機能の)高価な農機を購入しても農家の経営にプラスになることを示したい」と述べた。