立憲民主や国民民主など野党5党派は21日、幹事長・書記局長会談を開き、夏の参院選の勝敗を左右する32の改選1人区のうち、山形や福島など8選挙区の候補者を一本化することで正式合意した。青森、岩手、宮城、秋田など調整が残る選挙区については党首会談を来週開催し、合意を目指す。

 一本化したのは山形と福島のほか、栃木、群馬、新潟、福井、三重、和歌山。山形や福島など5県は無所属候補に一本化した。栃木と群馬は立民、福井は共産党の候補となった。

 山形は山形放送アナウンサー出身で新人の芳賀道也氏(61)、福島は国民を離党した県議で新人の水野さち子氏(57)がそれぞれ無所属で立候補する。両選挙区に新人を擁立した共産は取り下げの手続きを進める。一本化の合意で、自民党現職と激突する構図となる。

 立民の福山哲郎幹事長は「一本化作業は8合目との認識で各党と一致した。できる限り今月中には合意したい」との認識を示した。野党は愛媛、熊本、沖縄の一本化を既に発表しており、計11選挙区となった。

 山形、福島を除く東北4県の野党系候補の擁立状況は、宮城、青森で立民が新人を立てる。秋田は立民、国民、社民からの要請を受けた無所属新人が立候補する。3県とも既に共産が新人擁立を決めており、一本化に向けた調整を進めている。

 岩手は共産、自由、社民が無所属新人の擁立を決めたが、自由との合併を巡り国民が反発。同県連代表を候補者に推して再協議を求めたが、他党に拒否されて断念した。県連代表が離党を表明した国民の対応が焦点となっている。

 一本化調整をしている5党派は他に衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」。