仙台市は宮城県沖地震から41年となった市民防災の日の12日、宮城野区の宮城県消防学校を主会場に、大規模地震を想定した総合防災訓練を実施した。市消防局や陸上自衛隊、関係団体など20団体が参加し、災害時の連携態勢を確認した。
 訓練は長町-利府線断層帯を震源とする直下型地震が発生し、市内で最大震度6強を観測した想定。負傷者の重症度を判断するトリアージ訓練、倒壊建物に取り残された人の救出訓練などに取り組んだ。
 被害状況を早期に把握する手段として、ドローンの使用を初めて取り入れたほか、仙台個人タクシー事業協同組合が市と締結した協定に基づき、市役所本庁舎から県消防学校まで職員を送迎する訓練を実施した。郡和子市長は終了後「訓練を重ね、互いに顔が見える関係を築くことで、市民の防災力が高まると信じている」などと講評した。
 市内の学校や企業などでは午前9時、机の下に潜るなどして地震から身を守る「シェイクアウト訓練」が一斉に行われた。