湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部(秋田県湯沢市)は11日、湯沢消防署の人事異動情報を不正に入手したとして、男性消防士計9人を減給や戒告の懲戒処分にした。
 同本部によると、2月5~14日の計4回、当時湯沢消防署に所属していた20~29歳の6人が宿直時に1~4人で署長室に侵入。施錠していない机の引き出しを開け、人事異動の検討状況が書かれた紙をスマートフォンで撮影し、送信するなどして情報を拡散させた。
 消防本部は6人を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。
 不正入手を6人に指示したとして当時稲川分署所属の44歳と30歳の消防士は減給10分の1(2カ月)とした。情報を漏らした湯沢消防署の消防士(29)は戒告にした。
 9人は「上司や先輩が誰になるか知りたい気持ちを抑えきれなかった」などと話しているという。
 このほか、監督責任を問い消防署長(59)を戒告の懲戒処分、杉山暁人消防長(58)ら幹部3人を厳重注意とした。杉山消防長は「今回の不祥事を重く受け止め、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。