22年連続生鮮カツオの水揚げ日本一を誇る宮城県気仙沼市のカツオのたたきを全国に届けるゆうパックの出発式が11日、同市の物産販売店「気仙沼お魚いちば」であった。カツオ不漁の影響で、予定よりも1カ月遅れの出発となった。
 気仙沼郵便局と同市の水産加工会社阿部長商店が提携し、気仙沼漁港に水揚げされた生鮮カツオを当日加工して発送する。
 2014年の開始以来、取り扱いは年々増え続け、昨年は過去最多の3614箱の注文があった。秋のさんまゆうパックと並ぶ人気商品となっている。
 今年も既に3194箱の申し込みがあったが、カツオが水揚げされないため、当初6月10日に予定していた出発式は延期が続いた。
 父の日の贈り物としてカツオのたたきを求める利用者が多く、6月中に申し込んだ約2700人に対し、阿部長商店は遅れをわびる手紙を出して対応した。
 出発式が7月までずれ込むのは初めてで、堀丈二局長は「待ちに待っていた。気仙沼のおいしいカツオを全国に届けられる」と胸をなで下ろした。
 気仙沼漁港では今月1日に45日ぶりにカツオ船が入港して以来、カツオの水揚げが少しずつ回復傾向にある。市内の水産関係者によると、カツオの群れは千葉県房総半島沖にあり、三陸沖まで近づいている。11日も122トン水揚げされ、12日には67トン揚がる予定。
 13日から3日間の日程で観光施設などがカツオを観光客に振る舞う「気仙沼かつお祭り」も、予定通りに実施できる見通し。
 市水産課は「この1週間は順調にカツオが水揚げされ、祭りの開催に支障はない。新鮮な気仙沼のカツオを味わってほしい」と呼び掛けている。
 カツオのゆうパックは、たたき2節(600グラム)2700円など。31日まで。連絡先は郵便局カタログ販売センター(0120)172803。