自民党秋田県連は30日、冨樫博之衆院議員(秋田1区)が県連会長を辞任したと発表した。21日に投開票が行われた参院選の秋田選挙区で党公認候補が敗れた責任を取った形で、6月16日の会長就任からわずか1カ月半での異例の降板となった。後任の新会長には金田勝年衆院議員(秋田2区)が就任した。

 県連によると、冨樫氏は秋田選挙区での敗北が決まった21日夜、鶴田有司副会長宛てに辞表を提出した。冨樫氏を含めた県選出の自民党国会議員4人が協議し、次期衆院選までの期限付きで金田氏が後任会長を務める方針を決めた。

 30日の県連常任総務会でこの方針が承認された。鶴田副会長、佐藤雄孝幹事長、近藤健一郎選挙対策局長の県連幹部3人も辞表を提出したが、参院選の総括や次期衆院選への対応などを考慮し、留任することになった。

 鶴田副会長は30日の記者会見で、金田氏の会長就任に関し「難局の中において、非常に経験豊富な人だ」と説明。「参院選敗北の現実を重く受け止め、県連としてあるべき姿を構築していきたい」と述べた。