法に基づく本格的な図書館がない富谷市が、2022年度開館予定の富谷市民図書館(仮称)の建設費に充てる寄付金の募集を始めた。ふるさと納税制度とインターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を組み合わせた「ガバメントクラウドファンディング」で、市内外から協力を呼び掛ける。

 市内には6カ所の公民館にそれぞれ図書室があるだけ。読書や生涯学習、文化交流の拠点などとして図書館を求める声が16年の市制施行を機に高まり、市が18年度に整備基本計画を策定した。
 計画によると、新図書館は総延べ床面積約2927平方メートル。成田公民館敷地内に新設するセンター館(約1700平方メートル)と、他の公民館図書室をリノベーションする5カ所の分館(計約1227平方メートル)で構成し、ネットワーク型図書館として運営する。蔵書は計20万冊を目指す。
 事業費は8億円規模。うち5億円を公的資金、3億円を外部資金での調達を見込み、今回は外部調達の第1弾。「とみや」(10)(3)(8)にちなみ1038万円を目標とし、寄せられた善意は椅子や利用者向けスペースの整備費に生かす。
 募集は9日に始まっており、11月7日まで。新しい図書館づくりに関心のある人なら誰でも参加できる。寄付金はふるさと納税の対象となり、寄付額から2000円を引いた額が税控除される。
 連絡先は富谷市教委生涯学習課図書館開館準備室022(358)3967。