山形仏壇の老舗「長門屋」(山形市)が、住宅事情などでそのまま引き継ぐのが難しい古い大型仏壇をリメークする「仏壇・仏具のお仕立て直しサービス」を始めた。修復や小型化に加え、家具などへの作り替えを提案している。
 サービスは(1)修復(2)小型化・リメーク(3)仏具修復-などをメニュー化。くすみやはがれが出た仏壇は劣化の程度に応じて全体の修復に対応するほか、扉などのパーツ修復にも応じる。
 「実家から引き継ぐ大型仏壇が自宅に入らない」などの相談には、本来のデザインや素材をなるべく生かした仏壇のコンパクト化を提案。仏壇の一部だけでも受け継ぎたいという人には、扉をびょうぶなどに作り替える。
 小型の新しい仏壇に買い替える場合でも、古い仏具は残せるようフッ素加工や塗り替えなどに対応するという。
 笹林陽子社長は「両親の高齢化に伴い、仏壇の扱いに悩む人が増えると思う。生活様式に合わせたさまざまな引き継ぎ方があることを伝え、供養のお手伝いをしていきたい」と話す。
 長門屋は1911(明治44)年創業。木目を生かした漆塗りと金箔(きんぱく)を施した重厚な造りが特徴の山形仏壇の職人を自社で抱える。仏壇の引き継ぎ方に関する相談が増えたため、お盆前にメニュー化した。