宇宙航空研究開発機構(JAXA)と企業の関係者が最新のロケット開発の動向などを紹介する「ノシロからめざすウチュウ」が17日、秋田県能代市の市文化会館で開かれた。毎年8月に学生らがロケットの打ち上げ実験などを行う「能代宇宙イベント」が15回目を迎えたのを記念し、一般社団法人あきた宇宙コンソーシアム(能代市)が主催した。

 会場には、愛知県のNPO法人が製作したJAXAの小惑星探査機はやぶさと、はやぶさ2の実物大模型が展示され、市民らはじっくりと眺めるなどして宇宙に思いをはせていた。

 「宇宙学校スペシャル」として、JAXAの森田泰弘宇宙科学研究所教授が登壇。開発に携わった新型の固体燃料ロケット「イプシロンロケット」の性能の高さを詳細に解説した。

 自社開発の民間ロケットが日本で初めて宇宙空間に達した「インターステラテクノロジズ」(北海道大樹町)の稲川貴大社長と2人の社員らによるトークイベントもあった。

 能代宇宙イベントにはこれまでに約9000人の学生が参加しており、出席した稲川社長ら3人も学生時代に参加していた。社員の1人は「能代でたくさん失敗した悔しさが今の会社で生きている」と当時を振り返った。