秋田県男鹿市の漁村集落に集い社会のありようを考えるイベント「かもあおさ笑楽校」が24日、2日間の日程で、男鹿市戸賀加茂青砂の旧加茂青砂小で始まった。約100人が参加。講師に招いた哲学者の内山節さんと語り合い、生き方などに思いを巡らせた。

 内山さんは講演で「システムに従属せざるを得ない面が強い社会構造でありながら、システム自体が壊れてしまう時代になってきた」と問題提起。「人間同士、自然と人間などいろいろな関係性を結び合い、自分たちの居場所をつくり直すことが必要」と訴えた。

 内山さんの問い掛けを踏まえて意見交換した。参加者からは関係性の構築などを巡り、本質に迫るような発言が相次いだ。廃校となって久しい漁村の木造校舎で議論を深めながら、日本中にある小集落の未来を考察した。

 25日は「ロープと石を使ったドアストッパー作り」など、加茂青砂の暮らしに息づく知恵と技を学ぶ体験などを楽しむ。