地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を巡り、候補地となる秋田市の陸上自衛隊新屋演習場近くの住民を対象にした「若い世代の意見を聞く会」が25日、市勝平地区コミュニティセンターで開かれた。近隣町内会などでつくる新屋勝平地区振興会が初めて企画した。会合では、親子連れをはじめ約20人が不安に感じる点などを次々に発言した。

 イージス・アショアは、弾道ミサイルを大気圏外で迎撃する能力を持つ。人口1万3000の新屋勝平地区では、強力なレーダーが発する電磁波の人体への影響や、基地が攻撃対象になることへの懸念が根強い。振興会は昨年7月、候補地への配備反対を決議した。

 出席者からは「(配備されれば)何十年も心配することになる。勇気を出して声を上げることが大切だ」「子どもの将来を考えると基地はあってはいけない」との反対意見や、「賛成はしないが、ミサイルが飛来してきたときに何もしないのか」との発言もあった。

 会場では演習場からの距離を示した地図が配られた。3人の子どもがいる女性(39)は、もともと演習場への配備に反対だ。「住宅地からもっと離れていると思っていた。説明を聞いて怖さが増した」と話した。

 振興会の佐々木政志会長は「身近な問題として捉えてほしいと考え、話を聞く場を設けた。期待以上の意見交換ができた」と語った。