石巻市の牡鹿半島で開催中のアートと食、音楽の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)」の会場に、宮城大事業構想学群の学生らが7日、地元漁師と連携して高さ3メートルの屋台を設営した。

 RAFと宮城大の協働プロジェクトの一環で、会場の一つ、荻浜エリアに設置した。学生11人と教職員5人が参加。友渕貴之助教の研究室の学生がアイデアや設計を担当し、「たゆたう屋台」と名付けた。

 楕円(だえん)のような線を描く板を複数枚重ねたデザインの屋台は、地元の漁師豊嶋純さん(39)がRAF期間中、たこ飯などを販売する出店の近くに出す。

 「地域資源を利用した食」としてメニュー開発にも取り組み、7日は地元産アナゴの頭や骨を活用したスープの試食を作った。食材は地元の漁師久米徹平さん(41)が提供した。

 豊嶋さんは「牡鹿半島は住民が減っている。学生たちへ受け皿を提供し、地域の盛り上げや情報発信で連携したい」、久米さんは「学生たちが荻浜で活動する機会が増えてくれば、新しい価値観が生まれる」と期待した。

 屋台は地域住民に活用してもらい、常設も検討する。事業構想学部4年の小島天祐さん(21)は「RAFに見合った作品になるか不安だったけれど、最大限の力を出せた」と話した。