東北経済連合会は、東北6県と新潟県の交通インフラの投資効果をマップにまとめた。高速道路を中心に約50点の効果を取り上げ、文字やデータ、グラフを用いて分かりやすく示した。各県による国への要望活動や産業・観光振興、広域連携などに役立てる。

 B1判のカラー刷りで、高速道路の整備状況のほか、空港や港湾の位置を記載。これまでの効果(41点)とこれからの効果(7点)を取り上げた。

 日本海沿岸東北自動車道の象潟-仁賀保インターチェンジ(IC)間は2013~16年、航空機関連企業が10社進出した。仙台空港の旅客数は18年に過去最高を記録。東日本大震災の復興道路として整備が進む三陸沿岸道の気仙沼中央IC周辺は今後、水産業の販路拡大が期待される。

 東経連は各県や関係機関から計約100点の情報を集め、半数程度に絞り込んだ。マップは5月に完成。約100部を作り、7県の産学官、金融機関による広域連携を目指す「わきたつ東北戦略会議」の関係者に配った。

 東経連の担当者は「広域交通ネットワークの要である高速道路が整備されると空港、港湾、観光地などが結ばれ、産業や観光の面で大きな効果を発揮する。マップを活用して地域間連携や企業誘致を促進してほしい」と説明する。