NTTドコモは20日、高速大容量の通信が可能な第5世代の通信規格「5G」のプレサービスを開始した。東北では当面、仙台市青葉区のドコモ東北ビルで5G回線を使えるほか、2020年春の商用サービス開始までに同市のJR仙台駅、勾当台公園にも導入。20年春以降は東北の県庁所在地、主要都市に順次エリアを拡大する方針。

 ドコモ東北ビルでイベントがあり、NTTドコモ東北の芦川隆範支社長が、高速大容量、低遅延、多数接続という5Gの特徴を説明した。

 ドコモは全国約3000社・団体と「5Gオープンパートナープログラム」で連携。東北では228社・団体が参加する。この日はTTK(仙台市)がドローンを活用したビル外壁遠隔点検の実証実験を報告。岩手大農学部の一條俊浩准教授による、40キロ離れた牧場と結んだ遠隔動物診療の取り組みも紹介された。

 芦川支社長は「パートナー企業との連携で化学反応を起こし、人口減少や産業復興、観光、農業、医療といった東北の課題解決につなげたい」と強調した。

 プレサービス開始に合わせ、ドコモ東北ビルには企業などが5G技術を検証できる「オープンラボ」が開設された。展示ブースも設けられ、ライブなどを好きなカメラアングルで見たり、サッカーJ1仙台の試合映像を仮想現実(VR)で楽しんだりできる。