大学生が情報通信技術(ICT)を活用し地方の課題解決策を考えるインターンシップ「TURE-TECH(ツレテク)」が17~20日、宮城県東松島市であった。

 ソフトバンクと同市が主催し、東北での開催は初めて。全国各地の大学生30人が参加した。学生は「東松島への移住定住促進戦略」「ふるさと納税額の成長に向けた戦略」など課題ごとに五つの班に分かれ、住民から聞き取りをするなどして議論を深めた。

 矢本西市民センターで20日、住民や市職員らを前に提案内容を発表した。「被災元地区の土地利活用戦略」を考えた班は、車の自動運転技術の開発に取り組む企業を誘致し、事業所や駐車場として活用することを提案。住民の利便性向上のため、移転元地と高台を行き来する移動販売に協力してもらう構想を示した。

 渥美巌市長は「被災元地は42ヘクタールあり、苦慮している。企業を訪ねてチャレンジしたい」と実現に意欲を見せた。

 観光客数増加を課題とした松山大3年井上花梨(かりん)さん(20)は「地方の観光振興を考え抜いたことはなかった。将来は地元の愛媛県西予市の地域活性化に関わりたい」と話した。

 インターンシップはソフトバンクが2016年に始めた。これまで国内外の4地域で計7回開催された。