学校や職場での盗撮行為を罪に問えるようにするため、秋田県は県迷惑防止条例の改正案を県議会12月定例会に提出する。盗撮を禁止する「公共の場所」の範囲を拡大し、卑劣な行為をより徹底して取り締まる環境を整える。

 現行の条例は駅や公園など「公衆が出入りできる場所」を公共の場所と定め、盗撮を禁止している。人の出入りに制限がある校舎内や職場は要件から外れ、取り締まりの対象外となっていた。

 県内では4月、秋田市の秋田西中の男性臨時講師が教室で同僚女性教員のスカート内を盗撮する事案が発生。男性は別の公共施設での盗撮行為で逮捕されたが、教室での盗撮は「公共の場所」に該当しないとして立件が見送られた。

 これを受けて条例の不備を指摘する声が高まっていた。県警は24日、県議会教育公安委員会で条例改正案について説明する。

 盗撮行為の摘発を巡っては、宮城県も2015年3月に県迷惑防止条例を改正。住居や浴場、更衣室、トイレなど、衣服を身に着けない人がいる場所での盗撮と撮影目的でカメラを向ける行為を取り締まれるようになった。赤外線カメラによる衣服の透過撮影も禁じた。