79-81で残り1.8秒。逆転を懸けた3点シュートを外したティルマンが天を仰ぐ。仙台は最大17点差からの猛追を逆転に結び付けられず、Bリーグ参入以降の開幕戦で4連敗を喫した。

 決して悲観する内容ではない。桶谷監督が「(群馬の攻撃に)しっかり対応できた」と話す通り、後半は仙台のペースだった。守備で圧をかけてボールを奪い、片岡とティルマンの連係で次々と得点を重ねる。敵地の試合、大差にも諦めることなく強みを徹底的に生かし、一時は同点にまで持ち込んだ。

 敗因はファウルトラブルだ。外国籍2選手が前半でファウルを重ねて浮足立ってしまった。結果群馬のクウソーを自由にしてしまい前半52失点。新号は「守備が崩れたらぼくたちのゲームじゃない」と反省する。

 月野や沢辺をけがで欠き、チームは万全の状態ではない。それでも、終盤の苦しい時間帯にプレスをかけ続け、昨年のリーグ準優勝チームに冷や汗をかかせた。

 片岡は「カムバックできる強さもあれば、崩れる弱さもある。どちらを伸ばすのかは分かり切っている」と前を向いた。苦い敗戦だが、成長を感じる敗戦でもあったはずだ。(射浜大輔)