▽準決勝
仙台育英1221003-9
仙台城南0000000-0
(七回コールドゲーム)

 【評】仙台育英がコールド勝ちで決勝に駒を進めた。一回無死三塁、田中の内野ゴロ間に1点先取すると、二回に2点、三回も笹倉の2点本塁打で加点し突き放した。仙台城南は2安打止まりで反撃できなかった。

 ○…笹倉、3試合連続で本塁打 仙台育英は2試合20得点と打撃が好調。この試合もわずか7球で先制点を奪って主導権を握った。

 先頭渡辺は3球目の直球を捉えて右中間を真っ二つに割って三塁へ。続く田中の遊ゴロでためらわずに本塁を陥れた。「自分は出塁してなんぼの選手。1番の役割に徹した」(渡辺)とりりしい表情で語った。

 エースの笹倉は3試合連続本塁打とバットも絶好調。守備は無失策と隙がない。渡辺は8年連続の頂点を見据え「基礎練習の成果を出すことが大切。決勝も攻守ともにやれることをしっかりやる」と気を引き締めた。

 ○…仙台城南・主戦阿部、立ち上がりにつかまる 仙台城南が力負け。主戦阿部は「仙台育英は甘い球を逃さなかった」と相手の打棒をたたえた。

 得意の緩急を駆使して強力打線に立ち向かったが、立ち上がりにつかまってしまった。一回は先頭打者の三塁打から先制を許し、三回は5番笹倉に2点本塁打を浴びた。内外を制球良く突いてもファウルで粘られた末に失投をはじき返された。

 19日の準々決勝白石工戦は、先発しながら三回途中で降板。悔しさが残るマウンドとなった。「背番号1を背負う責任として、今日は自分が投げ切る」。この日は最後までマウンドを譲らなかった。