山形県内の気仙沼市出身者らでつくる「やまがた気仙沼会」は22日、山形市の霞城公園で「第8回気仙沼さんま祭りin山形」を開いた。2011年に起きた東日本大震災からの復興と記憶の伝承を願い、気仙沼産サンマ2011匹の炭火焼きを無料で提供した。

 祭りでは例年、生サンマを使ってきたが、深刻な不漁の影響で今年は冷凍サンマに切り替えた。来場者は炭火で焼き上げられたサンマを大根おろしとカボスで味わった。

 会場には震災後に気仙沼市に移住した女性2人が街の魅力などを語る「語り部コーナー」が設けられた。唐桑地区の街づくりを担う西川緑さん(22)=山口県下関市出身=は「地元の人がよそ者の挑戦を積極的に応援してくれている。魚を旬の時期に食べるなど自然に合わせた暮らしも魅力だ」と報告した。

 やまがた気仙沼会の武田満会長(72)は「復興はハード面では進んできたが、人口減少など課題もある。山形から気仙沼の応援を続けていきたい」と話した。