福島県広野町で初収穫された高級バナナ(愛称・綺麗(きれい))の試食会が22日、同町の二ツ沼総合公園であり、東京電力福島第1原発事故からの復興を後押しするため産品化が期待されるバナナを町民らが味わった。試食会は23日もあり、販売は10月以降に同公園などで始まる。

 町振興公社が公園内のビニールハウスで収穫後、約1週間追熟させた綺麗約1000本を2日分として用意。1本を2、3等分して振る舞い、行列ができた。

 綺麗はもちっとした食感で、無農薬栽培のため皮ごと食べる人もいた。広野小4年渡辺愛士(まなと)君(9)は「甘くておいしかった。広野の気候でもバナナができるのがすごい」と話した。

 公社が昨年9月、寒さに強い品種を導入し実証栽培を開始。今年8月に最初の収穫があった。3年間で約20万本を供給する。価格は1本300円程度と想定し、首都圏のフルーツ専門店などにも扱いを働き掛ける。

 試食会はイベント「オールイン二ツ沼」の一環。23日まで7店が味を競うたこ焼きグランプリも開催中。