東日本大震災の遺構として宮城県石巻市が部分保存する旧門脇小校舎の解体が始まるのを前に、市は9日、報道機関に内部を公開した。
 3階の校舎は津波と火災の痕跡が残る唯一の遺構になる。黒く焼け焦げた壁。鉄骨がむき出しになった天井。教室に並ぶ机は天板が焼け落ち、炎の熱で金属部分はゆがんでいた。
 震災から約8年7カ月。ほぼ手付かずだったかつての学びやが、震災の猛威をまざまざと見せつける。市震災伝承推進室の担当者は「命の尊さを後世に伝える施設にしたい」と語った。