災害時にエネルギーや水を自給自足できる賃貸アパートが宮城県大崎市鳴子温泉に完成した。木質バイオマスのコージェネレーション(熱電併給)プラントを備えているのが特徴。
 経営する「サスティナヴィレッジ」(大崎市)によると、国内初の事例という。プラントは丸太の製材過程で出る端材をチップにして燃料とする。ガス化発電で電力50キロワットを生み出し、回収した熱110キロワットで一般家庭30戸分の冷暖房と給湯を賄う。電力は全量売電し、災害などで長期停電が見込まれる場合はアパートに送電する。
 建物は宮城県産杉材を使う在来工法の「板倉構法」を採用。災害時の備えとして飲用できる地下水を確保した。