宮城県内は17日、高気圧に覆われ全域で晴れや曇りとなり、放射冷却の影響で丸森町や大崎市鹿島台などで今季の最低気温を更新した。冷え込みが続く一方、18日以降はまとまった雨が降る恐れがあり、仙台管区気象台は台風19号の被災地を中心に川の増水や土砂災害への注意を呼び掛けている。

 気象台によると、17日朝は県内全域で10月中旬~11月中旬並みの冷え込みとなった。各地の最低気温は丸森4.6度、大崎市鹿島台4.9度、登米市米山2.9度など5地点で今季最低を記録した。

 18日午後から雨が降る予報となっており、降水確率は同日午後6時以降、宮城県全域で60%、19日は80%。20日は晴れとなり、冷え込みは若干和らぐ見通し。

 台風19号の被災地は、特に川の増水や土砂災害の恐れがあり、気象台は「浸水が続いている場所では、雨でさらに水かさが増す恐れがある」と警戒を呼び掛けている。

 豪雨の影響で土壌の水分量が多く、少量の雨でも土砂災害の危険がある。丸森町は18日朝から防災無線や防災メール、行政区長らへの電話を通して、警戒を呼び掛ける方針だ。

 自宅の片付けに追われる被災者は、大雨に不安を募らせている。吉田川の堤防が決壊し、自宅が浸水した大郷町粕川の会社員高橋健一郎さん(40)は「雨が降れば、足場がまたぐちゃぐちゃになってしまう」と話す。17日は朝から家族や親戚ら総出で片付けを進め、「雨が降らないうちに早くしないと」と作業を急いだ。