東北電力は、台風19号の影響で管内の水力発電所計45カ所(総出力26万4550キロワット)に設備被害があったと発表した。同社水力の被害箇所としては平成以降で最多となり、18日午後5時現在、40カ所が停止している。東北電は「必要な供給力は確保できている」と説明。安全を確認した現場から順次、復旧作業に着手する。

 被害の内訳は岩手3カ所、宮城5カ所、福島30カ所、秋田1カ所、新潟6カ所。阿武隈川水系を中心に発電機の冠水、流木による取水口の損傷、発電所上流にある堰(せき)の損傷などがあった。被害によっては復旧に最長数カ月かかる見込み。

 宮野原発電所(新潟県津南町)では放水口付近に油膜が浮いていることを確認。油が流出した可能性がある発電所も8カ所ある。河川への流出は確認されていないという。

 女川原発(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)、火力発電所に被害はないという。