東北大未来科学技術共同研究センターと南相馬市、福島県浪江町は7日、電気自動車(EV)の活用で自動運転を地域交通に組み込む「次世代モビリティ」の連携協力協定を、同市の福島ロボットテストフィールド(RTF)で結んだ。3年以内をめどに公道での実証試験を目指す。

 締結式で長谷川史彦センター長は「400人の研究者の知見を生かし、災害時にも活躍できる交通・社会システムをつくりたい」とあいさつ。門馬和夫市長と吉田数博町長は高齢化や人口減少を挙げ「東日本大震災からの復興に役立つと期待する」と述べた。

 具体的にはRTFでの計測実験を経て自動運転車を開発し、両市町の公道で実証試験をする。将来的に駅と各施設や住宅を行き来したり、他都市とEVバスで結んだりする路線型自動運転の交通体系につなげたい考え。

 センターは9月、RTFに研究室を開設した。長谷川氏は「RTFを生かして階段を1段ずつ上り、高齢者や若者が住みよいまちを目指したい」と話した。