台風19号で床上浸水直前に入所者全員を一時避難させた南相馬市原町区の特別養護老人ホーム「長寿荘」で17日、一足早いクリスマス会があった。被災地支援に取り組むご当地アイドル「みちのく仙台ORI☆姫隊」が歌とダンスを披露し入所者を元気づけた。

 7~19歳のメンバー8人がステージに立ち「台風の被害を聞き、心配していました。お見舞いの気持ちを込めます」とあいさつ。12月3日発売のアルバムから新曲などを歌った。

 入所者ら約50人は旗を振ったり手拍子したりし笑顔を浮かべた。中には涙ぐむ入所者もいた。最後にプレゼントとして新アルバムのCDが入所者に配られた。

 長寿荘は、近くの新田川氾濫の危険性が迫った10月12日夜、短期も含めた入所者76人全員を、洪水時災害協定を結ぶ市内の介護老人保健施設に避難させた。施設は直後に20センチを超える床上浸水被害に遭った。その後、泥のかき出しや清掃、消毒を行い、同29日に避難先から戻ることができた。