第2管区海上保安本部とNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの通信事業3社は、海保の巡視艇で通信機材を輸送し携帯基地局を開設する共同訓練を酒田市の酒田港で行った。山形県は離島の飛島(酒田市)があり、離島の通信設備が被災した場合でも、利用者の通信を確保する狙いがある。東北の日本海側での訓練は初めて。
 訓練は11月22日にあり、通信事業各社の作業員がトラックなどから機材を巡視艇に積み込み、荷崩れしないよう固定するといった手順を確認した。陸揚げ後は、岸壁で通信機材を組み立てて携帯基地局を開設する作業にも取り組んだ。
 NTTドコモ東北支社の池田正ネットワーク部長は「万一の際も通信できるようしっかり備えたい」と話した。酒田海上保安部の戸由恵一警備救難課長は「どんな機材を船内のどこに固定すべきかを、乗員も確認できた」と成果を語った。