今年の干支(えと)「鼠(ねずみ)」の字を全国で唯一、郵便局名に含む山形県鶴岡市の鼠ケ関(ねずがせき)郵便局は1日、元日付のネズミの消印を残したいという郵便ファンの願いに応え、休日返上で特別に営業した。局員らは寄せられた年賀状などへの押印作業に追われた。

 同局の風景印には、「山形 鼠ケ関」の局名とともに、源義経が兄・頼朝から逃れて上陸したとされる地元の弁天島や名産のタイが記されている。1日は令和2年元日を示す「2.1.1」の日付が入った。

 臨時出張所として1日午前中のみ営業した窓口では、局員が訪れた愛好家らに対応したほか、事前に全国から届いた1日付を希望する年賀状やはがきにスタンプを押し続けた。封筒で100通以上を送ってきたケースもあったという。

 局長の佐藤仁志さん(54)は「子(ね)年の1月1日と鼠ケ関の組み合わせが心をくすぐるようだ。去年は新潟・山形地震で被災した地域だが、明るい話題で新年が始められた」と話した。