山形県天童市で4日、温室などを使い収穫時期を早めたサクランボの高級品種「佐藤錦」の出荷が始まった。5日に東京などで行われる初競りに合わせた。贈答用に人気で、昨年は500グラム35万円の高値がついた。

 花輪和雄さん(70)のビニールハウスでは約10人が真っ赤な実を手作業で収穫し、1粒ずつきり箱に丁寧に詰めた。

 サクランボの旬は初夏だが、花輪さんは、木を冷蔵庫に入れて冬を体感させたあと温室に移す「超促成栽培」を行い、毎年この時期に出荷している。例年より出荷量は少ないが、色づきが良く糖度も高いという。

 花輪さんは「暖冬で温度管理に苦労したが、出荷できてほっとした。味わって食べてほしい」と笑顔で話した。