山形県庄内地方の冬の味覚、寒ダラ汁を味わう「寒鱈(かんだら)まつり」が各地で始まっている。

 主なまつりの日程は表の通り。12日には鶴岡市温海地区の道の駅あつみ「しゃりん」で、「しゃりん寒鱈まつり」が開かれ、今年最初の寒ダラ汁を求める人たちが行列を作った。近くの鼠ケ関港で水揚げされたマダラをぶつ切りにして煮込み、岩ノリの潮の香り豊かに仕立てた一杯を次々と味わっていた。

 鶴岡市の「日本海寒鱈まつり」は、毎年約2万人が訪れるという人気イベントで、出店する約10店舗それぞれの味を楽しめる。遊佐町の「ゆざ町鱈ふくまつり」の寒ダラ汁はフグが入っており、こくのある味わいがするという。酒田市の「酒田日本海寒鱈まつり」では、市内など九つの酒蔵の日本酒を飲み比べできる。

 寒ダラ汁は、どんがら汁とも呼ばれ、内臓や頭、骨、皮といった「どんがら」を煮込んで肝とみそで味付けし、切り身や白子、岩ノリを入れて食べるのが一般的とされる。