福島市の福島交通飯坂線で17日夜に起きた線路誤進入事故で、同社は18日、事故後見合わせていた上下線の運行を再開した。上り列車が下り線路に入った原因は美術館図書館前駅構内のポイント破損とみられ、ホームに停車中の下り列車と辛うじて衝突を免れていた。

 同社は事故後に上下線を全面運休。18日までに美術館図書館前駅構内の破損したポイントを交換し、福島-飯坂温泉間の全線9.2キロにある残り八つのポイントを点検した。

 同日は泉-飯坂温泉間で始発から通常通り運行。福島-泉間は午前10時55分の運行再開まで各駅の最寄りの停留所から代行バスを出した。

 飯坂線は単線で、美術館図書館前駅はホームの両側にあるポイントで複線に切り替わる。誤進入した上り列車(2両編成)は先頭車両の一部が下り線路に乗り入れ、緊急停止した。

 事故当時、ホームには擦れ違いのため下り列車(3両編成)が停車中。上り列車は下り列車の約30メートル手前で停止し、難を逃れた。同社によると、上り列車に約60人、下り列車にも100人以上が乗車していたとみられる。